もう少しで収穫!ってときに現れ、トウモロコシを食い散らかしていくカラス。
カラスの食害に合わないには、どういった対策がよいのか?お悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回こちらでは、トウモロコシ1200本植え1本もカラス被害にあわなかった対策を書いていこうと思います。
1200本のトウモロコシをカラスから守った4つの対策
- 糸を張る
- 防鳥ネットで囲う
- 逆さ吊りカラス・鷹の模型を設置
- 防鳥テープを張る
トウモロコシの成長に合わせ、①から順番に対策を講じていきました。
①防鳥糸を張る
対策した時期
雌穂が小さい段階。ヤングコーンを収穫するタイミング
やり方
畝の両端に支柱を立て、雌穂の中央付近の高さで防鳥糸を張ります。
両サイドからトウモロコシの雌穂を守るように、防鳥糸(キラキラ付き)を張ります。
この対策の狙い
雌穂付近に何かあるぞ!とカラスに警戒させるため。
かかる費用
300~500円程度。防鳥糸は、500m巻が300円〜500円ほどで販売されています。
カラスの視力は人の5倍ほどあると言われています。
カラスが狙う雌穂の中央付近にキラキラした糸を張っておけば、警戒して近寄らないのでは?という考えから行いました。
これやると、強風や豪雨でトウモロコシの幹が折れない対策にもなります。
②防鳥ネットで囲う
対策した時期
雌穂が大きくなり始めた頃
やり方
トウモロコシ畑の周囲を、高さ1.6mほどの防鳥ネットで囲います。
畝の両端(1個飛ばし・黄色の○部分)に亜鉛パイプを立て、スズランテープを使って防鳥ネットを固定。
トウモロコシ畑の側面は、3mくらいの間隔で亜鉛パイプを設置。
こちらもスズランテープを使って、亜鉛パイプの上側から防鳥ネットを固定。
続いて亜鉛パイプの下側も、スズランテープを使って固定していきます。
防鳥ネットの網目の大きさは、4.5cm×4.5cm。
最後に出入り口をつくります。
出入りしたいところのネットを上下に切り取り、ネットの網目に竹の支柱を通せばスライドしてトウモロコシ畑の中へ入れます。
この対策の狙い
トウモロコシ畑へ歩いて侵入するのを防ぐ
かかる費用
幅1.8m×長さ18mの防鳥ネット。
1袋188円×7袋=1,316円(カインズホーム)
意外と安いです。
トウモロコシ畑の周囲をネットで囲えば、ほぼほぼカラスは侵入してきません。
カラスは畑の近くに降り立ち、歩いてトウモロコシに近づくからです。
③逆さ吊りカラス・鷹の模型を設置
対策した時期
防鳥ネット設置の3日後くらい
やり方
トウモロコシ畑の中央付近に、穴のあいた鉄パイプをハンマーで打ち込みます。
鉄パイプの穴の中に、模型を吊り下げたサオを入れて設置完了。
この対策の狙い
仲間がやられた。鷹がいる。と思わせ警戒させること。
かかる費用
1,500円〜2,000円ほど。
- カラス模型:1,000円くらい
- 鷹の模型:600円くらい
設置後、数日間くらいしか効果は期待できません。(他の野菜での設置経験から)
ただ、その他の対策を組み合わせることでカラスの警戒心を強くさせる期待はあります。
④防鳥テープを張る
対策した時期
防鳥ネット設置の3日後くらい
やり方
防鳥ネットを固定した亜鉛パイプの先端に、赤と銀のキラキラした防鳥テープを縛り付けます。
太陽の光を乱反射させるため、テープを軽くひねっておきましょう。
この対策の狙い
太陽光の乱反射でカラスの視覚を狂わせ、飛来を防止すること。
かかる費用
800円程度。
長さ90mの防鳥テープは、800円〜900円で購入できます。
最後のダメ押し的な対策です。
と言っても、防鳥テープ自体の効果は薄いです。これまでの①〜③の対策と組み合わせることで、カラスよけの効果が期待できます。
トウモロコシのカラス対策まとめ
①防鳥糸を張る | 雌穂が小さい段階。ヤングコーンを収穫するタイミング |
②防鳥ネットで周囲を囲う | 雌穂が大きくなり始めた頃 |
③逆さ吊りカラス・鷹の模型を設置 | 防鳥ネット設置の3日後くらい |
④防鳥テープを張る | 防鳥ネット設置の3日後くらい |
4つのあわせ技で、1,200本植えたトウモロコシは1本の被害もあいませんでした。
ただ、対策するのに手間がかかります。
ネットや雑誌の情報で、極細の黒いテグスを周囲に張るだけで効果がある。というので、来シーズンは極細の黒いテグスで試してみたいと思います。
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