ジャンボ落花生の種を撒いたときから、カラス対策のスタート。
収穫するまで気を抜けません。
ここでは、ジャンボ落花生(おおまさり)を栽培する小規模農家が行っているカラス対策をお伝えしていきます。
落花生の種をまいた直後のカラス対策

カラスは、ジャンボ落花生の種を狙ってきます。

種の上に土をかけても、掘り起こして持っていかれます。
上から見ていて「あそこにジャンボ落花生の種が植わってるぞ!」ってわかってるんでしょうね。

種を持っていかれないために、防鳥糸を張っていきます。
うちは、黄色でピカピカ光る防鳥糸を使っています。

防鳥糸を結ぶ支柱を畝の両端に立てていきます。
写真は竹を割って作った支柱です。

長さは70cmほど。
竹の節部分とトゲトゲした部分は、ナタで削ってあります。
竹の青い部分を外側にして防鳥糸を結ぶと、糸が切れる心配がありません。

防鳥糸は、畝の真ん中に張ります。
高さは地面から15cmほど。

防鳥糸は、すぐほどけるように結んでおきます。
というのも、ジャンボ落花生が成長したとき糸を上にずらせるようにするためです。

ジャンボ落花生の畝すべてに、防鳥糸を張りました。
畑から人がいなくなるとカラスがすぐやってくるので、種を撒いたらすぐ防鳥糸を張っておくのがポイントです。
落花生の苗を植えた直後のカラス対策

ジャンボ落花生の苗を植えるときも、カラス対策は必要です。
種が割れた部分をカラスがつついたり、苗ごと持っていったりするからです。

ジャンボ落花生の苗を植えたあと、苗の10cmほど上に防鳥糸を張ります。
糸は種を植えたときと同様、すぐほどけるようにしておきます。
成長に合わせて防鳥糸を上に移動させる

ジャンボ落花生の成長に合わせて、防鳥糸を上にずらします。
そうしないと、糸が葉にかかってしまうからです。

7月に入り、ジャンボ落花生がだいぶ成長してきました。
防鳥糸は張りっぱなしです。

種を植えてからジャンボ落花生の花が咲く頃まで、カラス被害はゼロです。
防鳥糸を張るだけで、結構な効果はありました。
ジャンボ落花生が実り始めた頃に行うカラス対策
今後、ジャンボ落花生が実り始めた頃に行うカラス対策についても、こちらにアップしていきます。
ジャンボ落花生のカラス対策Q&A
- Q防鳥テープを張るだけではダメでしょうか?
- A
一時的な効果は期待できます。ただ、ずっと設置していると効果は薄れます。
- Q鷹の形をしたカイトや模型の設置は有効でしょうか?
- A
こちらも、効果は一時的なものです。カラスが近寄っても安全だとわかると効果は薄れます。
- Q落花生の種を赤く染めてカラス被害を防ぐキビゲンは、効果ありますか?
- A
一定の効果は期待できると思います。ただ、目が出てからカラスに持っていかれる可能性があるので使っておりません。
コメント