どうも。農作物まもり隊のケモトリです。
先日、わな猟免許試験の申請をやってきました。
なんやかんや手続きが面倒だったので、その内容をまとめていきたいと思います。
わな猟免許を取得するために知っておきたい要点
受験資格 | ①試験地の都道府県に住所がある者 ②18歳以上(試験日時点) ③精神障害や環境省令で定める(法第40条第2号)病気にかかっていない者 |
申請できない者 | ①鳥獣保護管理法違反で罰金以上の刑となり、その執行が終わってから3年未満の者 ②狩猟免許を取り消されてから3年未満の者 ③不正な手段で狩猟免許試験を受けたため、受験禁止処分を受けている者 |
試験場所 | 各都道府県の指定した会場 |
試験の日程 | 年2〜3回実施 ※都道府県により異なる |
試験の申請手数料 | 5,200円(収入証紙を購入) ※ほかの狩猟免許保持者は3,900円 |
申請の受付期間 | おおむね試験日の2ヶ月前から、約1ヶ月間 |
申請書の提出場所 | 各都道府県公式HPの「狩猟免許試験の案内」ページに掲載 |
試験の内容 | ①知識試験(3択問題30問・法令・猟具・鳥獣に関する内容) ②適正試験(視力・聴力・運動能力) ③技能試験(鳥獣判別・猟具の取り扱い) |
試験の難易度 | 低(合格率80%と言われている。) |
合格への近道 | 猟友会が主催する予備講習会に参加すること ※受講は任意。受講には8,000〜10,000円ほどの費用が必要 |
わな猟免許試験の申請・予備講習会については、お住まいの都道府県公式HP「狩猟免許試験の案内」ページに掲載されています。
どちらも、申込み期間が決まっています
「わな猟の免許を取得したい!」と思ったら、早めに申し込みしましょう。

私は申込み開始日を事前にチェックし、速攻で申込みしました。
わな猟免許を取得するまでの流れ
ざっくりした流れは、上記のとおりです。

申請書?予備講習会?その辺りがよくわからんのですが…。
大丈夫です。次より詳しくお伝えしていきますね。
わな猟免許試験の申請書をする
- 申請書
- 申請手数料(収入証紙を購入)
- 受験者本人の顔写真
- 医師の診断書
- 返信用の封筒
- 郵便切手
わな猟の免許を取得するには、申請が必要です。
申請に必要なのは、上記6つ。
各都道府県が定める場所へ、申請の受付期間内に提出します。
では、上から順番に説明していきますね。
①申請書

申請書は、お住いの都道府県公式HPの「狩猟免許の案内」ページよりダウンロードできます。

私はパソコンで申請書をダウンロードし、自宅のプリンターで印刷しました。
もしプリンターをお持ちでない場合は、セブンネットプリントを使えばセブンイレブンのコピー機で印刷できますよ。
②申請手数料(収入証紙を購入)

申請手数料は5,200円。
収入証紙を申請書に貼り付けて支払うケースが多いです。(東京都などの一部は現金支払い)
収入証紙とは、県が行う各種許可や登録などの手数料として、現金に代わって申請書類に貼って収めるものです。
市役所で販売されています。
③受験者本人の顔写真

顔写真が1枚必要です。
- 申請前6か月以内に撮影したもの
- 無帽、正面、上三分身、無背景
- サイズは、縦3.0cm 横2.4cm
- 裏面に氏名と撮影年月日を記載する

私は「ピクチャン」というアプリを使って、スマホで撮影した写真をコンビニの印刷機でプリントしました。
200円で申請用の写真をプリントできるのでお得ですよ。
④医師の診断書

医師の診断書が必要です。
- 3か月以内のもの
- 診断書はネットからダウンロードできる
- 費用は3,300〜5,500円

私は地元のクリニック(内科)で書いてもらいました。
「狩猟免許申請用の診断書を書いてもらいたいのですが…。」と事前に電話で問い合わせ、診断書の費用も聞いておくといいですよ。
未記入の診断書用紙は、お住いの都道府県公式HPの「狩猟免許の案内」ページよりダウンロードできます。
ダウンロードした診断書用紙を、自宅のプリンターで印刷すればOK。
もしプリンターがない場合は、セブンネットプリントを使えばお近くのセブンイレブンのマルチコピー機で印刷できます。
⑤返信用の封筒

受験票を送付するための返信用封筒が必要です。
- 定形封筒(長型3号等)
- 申請者の郵便番号、住所、氏名を記入
- 郵便切手84円を貼る

私は120mm×235mmの茶封筒を使いました。
⑥郵便切手

さきほど⑤のところで説明した封筒に貼る、郵便切手(84円)が必要です。
郵便切手は、郵便局・市役所・コンビニ等で購入できます。
猟友会主催の予備講習会への申込みをする

各都道府県の猟友会が、わな猟免許試験の1〜2週間前に講習会を行っています。
講習会への参加は任意です。でも、一発合格したいなら受けておいたほうがいいですよ。
- 狩猟読本(テキスト)がもらえる
- 狩猟免許試験例題集がもらえる
- 試験用模擬猟具を使った実技講習を受けられる
- 受験の心得を聞ける
など、合格への近道となります。とくに実技講習では、技能試験で行う「わな猟具の設置方法」を教えてもらえるのでメリット大です。
ちなみに受講料は、各都道府県の猟友会によって異なります。

私の住む静岡県の猟友会は、受講料8,000円でした。
わな猟の試験を受ける
①知識試験 | 合格基準:70%以上の正答率 問題数:30問(三択問題) 内容:法令、猟具、鳥獣などに関する問題 制限時間:90分 |
②適正試験 | 合格基準:基準以上であること 視力:両眼0.5以上(メガネ等を付けても可) 聴力:10mの距離で90デシベルの警音器が聞こえる 運動能力:全屈伸、指をグーパーできるなど |
③技能試験 | 合格基準:70%以上の得点 内容:鳥獣判別、猟具の取り扱い |
わな猟免許の試験は、3部構成です。
午前中に知識試験を受け、合格したら適正試験。適正試験に合格したら、技能試験。という流れです。
免許取得
わな猟免許試験に合格したら、いよいよ免許取得です。
後日、自宅または地域の猟友会に免許が送付されます。
わな猟免許取得にかかる費用まとめ
項目 | 金額 |
試験の申請手数料 | 5,200円 |
返信用の封筒 | 約50円 |
郵便切手 | 84円 |
申請用の写真 | 200〜1,000円 |
予備講習の受講料 | 8,000〜10,000円 |
合計 | 13,500〜16,500円 |
わな猟の免許取得までにかかる費用は、だいたい13,500円〜16,500円ほどです。
補助金が受けられる地域も多いので、事前に各都道府県の狩猟免許案内ページにてチェックしておきましょう。

私の地域では、合計額の半分の補助が受けられました。
補助金を受けられる地域にお住まいなら、わな猟免許取得にかかった費用の領収書を保管しておきましょう。
あとで申請するとき必要になりますので。
事前勉強するのにおすすめの参考書・本を紹介
狩猟読本・狩猟免許試験例題集

猟友会主催の講習会に申し込むと、講習会の20日くらい前に送られてきます。
初めての狩猟

狩猟免許の取り方から痕跡探しまで、狩猟に関する内容を完全網羅した初心者向けの狩猟本です。
わな猟具の種類や設置、獣の写真などがわかりやすく掲載されているので試験に役立ちます。
また、試験に合格したあとも、わな猟の実践に使える知識が身につきます。
【各都道府県別】わな猟免許申請案内ページ一覧
都道府県別に、わな猟免許申請案内ページへのリンクを一覧掲載しました。
参考にしてください。
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